
報告・連絡・相談(ホウレンソウ)が大切だという事は、社会人1年生の時に言われることでもあります。
ただ、これは仕事をする上でずっと大切になるものです。
特に報告。
報告にもあり、結果の報告だけではなく、進捗の報告、事前の報告、事後報告などなど
この報告が職場での信頼関係を作るということに気づいていますでしょうか?
皆さんが部下を持たなくても、上司になったつもりで考えてみて下さい。
例えば、上司になったつもりで、部下がどんな仕事をしているかわからなかったら、部下への評価はどうなるでしょうか?
でも、開始前に、この件については、このように進めていきますという実施前報告をしている部下に対しては、どうでしょうか?
同じ評価になるでしょうか?
また、上司として、部下の仕事の相談について親身になって応えたとします。
そして、その後、その部下がその相談事について、どうなったのかという報告をしてこなかったらどうでしょうか?
また、もう結果がでているのに、数日後に報告してきたらどうでしょうかね?
気になるのに、言ってこない。また、相談に乗ってあげようと思いますかね?
でも、「昨日は、ありがとうございました。今結果が出まして、このようになりました。」と報告してきたらどうでしょうか?
評価は、同じでしょうか?
この評価が信頼関係を作ります。
なぜ、そのようになるかということを説明すると・・・
人は、わからないという状態を非常に嫌います。心理学や脳科学で言われていることですが、皆さんもわからないことがあると、良い気分ではなくなると思います。モヤモヤするとか。
報告がないという事は、相手に対して、わからないという状態を作っているということになります。つまり、相手にモヤモヤや嫌な気持ちにさせてしまうということです。
どんなに頑張っても、相手にそのマイナスの心理的作用を与えている限り、評価したくても評価しようがないし、評価したくないという気持ち、すなわち相手は、信用できない、信頼できないという状態になっていきます。
仕事の結果がうまくいっていようがいまいが、わからないという状況を相手に作ってしまうことが一番最悪の状態ですので、きちんと報告することによって、信頼を得ていくことが出来ます。
常日頃から、それをしていると、相談にも親身になってくれます。
でも、普段から報告もしていないのに、困った時だけ相談しても、誰も親身になって答えてくれません。
例え、相談に乗りたいと思っても、普段から報告を聞いてないので、過去に遡ってすべてを聞いていかないといけません。
膨大な時間と労力を使うことになるので、さらに嫌がられます。
しかし、常日頃から報告していると、その人の状況をわかっているので、相談にも乗りやすいし、答えも出しやすい。つまり、お互いに時間の浪費も最小限に抑えて、働きやすいという感覚になります。この人とは仕事がしやすいという感覚になります。
なので、信頼関係や仕事がスムーズにいく仕事力の一つは報告です。
今一度、あなたの自身の報告を見つめなおしてみてはいかがでしょうか?