
自分一人で業務する場合もですが、複数で業務する場合や誰かと関わりながら業務をする時には、段取りが重要になります。
たったちょっとの滞りが全体に影響することが多々あるからです。
そして、それだけではなく、周りや迷惑をかける事にもなるので、その人たちとの関係も悪くなり、協力が得られなくなったり、本当は、頼みたい、言いたい事があるのに負い目を感じて言えなくなったりと、様々な副作用が発生してしまいます。
段取りは、大切です。
さて、その段取りですが、しっかりやっているつもりでもうまくいかないという事もあります。
それもまた段取り不足ということが考えられます。
しっかりと段取りしているのに?
しかし、段取りに抜けがちなものがあります。
それは、リスクの段取りです。
要は、うまく行かない場合の事を想定したり、当たり前だろうとか、言わなくても相手は用意してくれているだろうという事にも疑いを持って、リスクを想定し、そのリスクを解消する対策を段取りしておくということです。
結構、リスクを想定していなくてうまく行かないという事は、良く起こることです。
研修講師の間では、研修講師がホワイトボードのペンを必ず持ち歩いているという人がいます。
会議室や研修先には、必ずペンは置いてあるのにですね。
でも、急にペンがつかなくなったり、ペンが思っているよりも細かったり、つきが悪かった時に、替えがすぐに用意してくれたら良いのですが、そうでない場合もあるからです。買い置きをしていないとか、用意するのに時間がかかって、研修時間がおしてしまったり、研修が中断して、流れや場が崩れてしまったり・・・
たったペン1本のために、そういう事が起こってしまうことすらあるのです。
研修講師にしては、それが品質そのものなので、そうならないためにいつもホワイトボードのペンを持ち歩いているということです。
ペンは必ずあるという事にも疑いを持って、段取りをしているということです。
非常に大切なことです。
もし、段取りしてもうまくいかないということであれば、このリスクの段取りを徹底してやってみて下さい。
講座開催情報