
今の子供たちの 65%は、大学卒業時に、今は存在していない職業に就く
とキャシー・デビットソン(ニューヨーク市立大学大学院センター教授)が言われています。
続いて、今後 10~20 年で、雇用者の約 47%の仕事が自動化されるといった予測もあるように、将来の変化を予測することが困難な時代を生きる子供たちに対しては、社会の変化に受け身で対処するのではなく、自ら課題を発見し、他者と協働してその解決を図り、新しい知・価値を創造する力を育成することが喫緊の課題である。
と言われています。
今の65%の子どもたちが、将来今は存在していない職業に就く。という事は、衝撃的です。
未来が予測できないというよりは、想像を超えるという事を表しています。
野村総合研究所では、「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能」と言われているように、これから私たち人間が仕事に就いていくためには、残りの51%の仕事が出来るかどうか、その仕事力を持っているかどうかという事になります。
その仕事力は何かと言えば、簡単に言えば「仕事を創造できる力」。
自分で仕事を創れる力です。
仕事はAIやロボットがしても、その仕事そのもの自体を創れるようになれば、ずっと仕事が無くなることはありません。
その仕事を創造できる力とは、キャシー・デビットソン教授も言われるように、自ら課題を発見し、他者と協働してその解決を図り、新しい知・価値を創造する力。
もう少しわかりやすく言えば、例えば、問題を見つける力 ⇒ 問題を分析・整理する力 ⇒ 問題解決の方針を決めれる力 ⇒ 問題解決のためのプランニングが出来る力
ということが言えます。
この後は、解決自体は、ロボットがやってくれる。
ロボットがやる前の工程が出来る人が、仕事を創造できる人ということになります。
さらに言えば、無から有を創る考える力ということですね。
言葉でいうのか簡単ですが、身に付けるのは、そう簡単なことではありません。この力もある程度のものは、AIやロボットがやっていく事も考えられますので、さらに磨いていく必要があります。
将来の子供たちの事を考えるのは大事ですが、大人である私たちもそれが出来るようになることが、最優先課題です。
社会人のための学校では、この力を身に付ける事を主軸に実践型授業を行っています。