
会社や上司から信頼を得るには、最終的には仕事の成果ということになるのですが、成果につながる仕事をしていたり、それに向かって頑張っていたりすることも信頼を積み重ねていくことになります。
信頼を得ると、仕事がスムーズになったり、仕事での結果が出やすくなったり、やりがいを感じる事が増えたり、自分がやりたい事をやらせてくれたりするようになります。
このように信頼を得ることは大事なので、その方法を知っておく必要があります。
ただ、それに反して、信頼を失うのはどういった事で失うのかというのも知っておく必要があります。
なぜなら、信頼を失うのは、一瞬で失ってしまうからです。信頼を得るには、コツコツと積み上げていく必要があるものですが、失う時はこれまでのコツコツが一瞬で無くなってしまうことがあります。
仕事に限らず、人と人との信頼関係も同じですよね。
コンサルティングの時にも、お店の接客でも、お客様に満足してもらうポイントとお客様が失客してしまうポイントは、違うという事を指導します。
せっかく接客で満足してもらうように努力しているのに、失客してしまう事をやってしまったが故に、すべてが台無しになってしまうからです。
これと全く同じ事が、職場での信頼関係にも言えます。
仕事においての信頼を得るポイントと信頼を失うポイントがあります。
さて、そんな仕事で信頼を失うポイントですが、例えば
体調が悪く休んでしまった時に、連絡しないというのは論外ですが、メールで「休みます」という場合や始業時間後に連絡する場合などどうでしょうか?
その日は、上司や同僚と大事な打ち合わせの予定があったのに、単に「体調が悪いので休みます」と連絡してくる場合はどうでしょうか?
体調が悪いのに、休むなということは、会社は言う事も出来ませんし、労働衛生上からも言う事は良い事ではありません。
ただ、労働契約という契約の観点からすれば「体調が悪いから休む」という事は、契約違反になるので、本来であれば通用しないことなのです。
例えば、何か物が欲しくて、ネットで決済までしたのに、「今日は体調が悪いから、体調が良くなってから送ります。いつになるかはわかりません。」と言われたら、その後、そのネットショップで買おうと思うでしょうか?
思わないですよね。なぜ、思わないかというと信頼を失ったからですよね。
他にも信頼を失っていく事例はありますね。
欠勤した後に、出社した時に、何事もなかったかのように仕事をしていたらどうでしょうか?
どうすれば良いのかわからない時に、上司に相談をして、上司が親身になって相談に応じてくれたのに、その後、その問題に対してどうなったかを上司に報告しなかったらどうでしょうか?
「ありがとうございます」と言いながらも、アドバイスしてもらった事をやらなかったら、どうでしょうか?
もし、職場で信頼を得られていないとか、働きにくいなと感じた時は、気づかないうちに信頼を失ってしまう行動をしているかも知れません。
コンサルティングの現場で見る光景ですが、本人は一生懸命やっていたり、努力していたりするのですが、この失う事を意識していないので、どの努力が報われずに損をしている人を良く見かけます。
さらに言えば、努力を台無しする行動をしているという事に、本人が気づいていないという事が往々にしてあります。
すごく、悲しい事だと思います。
結局、信頼を失わない方法は社会人としてのマナーなどで言われている事なんですよね。
もし思い当たる方は、社会人1年生の教科書みたいなものを読んでみて下さい。すべてが台無しになる前に・・・