
仕事において、いろんな制限や制約が出てくるのは、当たり前のことです。
どこの会社に行っても出てくることです。
もっと、時間があったら・・・
もっと、情報があったら・・・
もっと、教育をしてくれたら・・・
もっと、人がいたら・・・
などなど、思ってしまう気持ちはよくわかりますが、それをコントロールできる権限を持っていなければ、どんなにそのことを考えても時間とエネルギーの無駄ということになります。
逆に言えば、仕事とは、置かれている制限・制約の中で、いかに最大値を出せるかというゲームのようなものです。
会社というビジネス自体は、まさにそうなっています。
無限にお金や人や資源や情報(総称して、経営資源と言います)があるわけでなく、限られた経営資源の中で、どうビジネスをやるかが会社経営ということになります。
なので、会社で働く皆さんにとっても、仕事とは、与えられた資源および制限・制約の中で、いかに最大値を出せるかということになります。
ゲームもそうですよね。
すべてが無限にあるわけではなく、制限・制約やルールなどがあることによってゲームとして成立するし、面白さが出てくるわけです。
このように考えていくことは、周りに左右されることなく、仕事を主体的に進めていくことが出来るようになるトレーニングにもなりますし、その考え方自体が、戦略思考であり、それを身に付けることになります。
どんな劣勢な状況かでも、いかに活路を見い出すか、それがまさに戦略思考そのものです。
戦のあった時代であれば、数では圧倒的な劣勢であれば、戦術的には敗北しているということになります。
しかし、この数の上で圧倒的な劣勢な状況を逆手にとって、優勢な状況に変えていくことを考えます。
例えば、狭い地形に敵をおびき寄せて、大軍が動けない状況(遊軍をつくる状況)を作って、勝つとか。
大軍を分散させて、個別に各個撃破していくとか。
敵が絶対的自信のある部隊のみ攻撃を集中して、そこを打ち負かし、敵全体全体の士気を下げて勝利するとか。
これが、戦術レベルの劣勢を戦略レベルで補うということです。
仕事においても、この劣勢や制約・制限・ルールなどは必ず存在します。
その中で、最大値をだしていくゲームが仕事です。
そんなゲームを楽しんでみませんか?
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