
仕事の成果や生産性を高める仕事力の一つに、洞察力があります。
観察力とは、違う洞察力。
観察力とは、漢字の通り、観て察するということです。
見えるものから察していくことなので、仕事でのコミュニケーションや人間関係を良好にしていくためには、必要なことです。
そして、洞察力とは、これも漢字からイメージできるように、洞から察するということです。
例えば、洞(ほら穴)を見て、その中に何があるのか?どうしてここにほら穴があるのか?このほら穴は、どんな使い方が出来るだろうか?
というように、見えないものをから察していくこと。つまり、本質を見抜く力につながるものです。
仕事の意図や本質を理解する。
相手は言っていないけど、相手の意図を汲み取る力。
これから出来てくると、仕事のムダが無くなり、ズレなくピンポイントな仕事が出来、成果や評価も得る事が出来ます。
皆さんの洞察力のレベルは、どのくらいでしょうか?
さて、この洞察力をどのようにして高めれば良いかということですが
これは、日々のトレーニングをしていくほかありません。
その時に、トレーニングというと大変なイメージをしてしまうかも知れませんが
空き時間に簡単に出来るトレーニングとしては
例えば、電車やバスなどにある広告を見ます(観察します)。
そして、その広告を見て、この広告は、どうして、この電車やバスに出されているのか?
誰を意識した広告なのか? その人が広告を見て、どんな気持ちになり、どんな行動に移すように意図されたものなのか?
どうして、このキャッチコピーなのか、どうしてこの写真やデザインなのか?どうして、この色を使っているのか?
など、問いかけていって、少ない情報から自分なりの論理を作り上げていくことです。
観察 ⇒ 洞察 をいう事をやるトレーニングですね。
この場合、自分なりの論理が最終的に正しいかどうかは、自分で判断できませんが
こういったトレーニングをして、仕事の中でこういった洞察をしていけば、出てきた自分なりの論理を、上司や仕事の依頼主などに話をして間違いないかを確認してもらえば、正しいかどうか判断できます。
その蓄積が、洞察の精度を高めていくことになります。
日常の中に、ちょっとした空き時間に、観察・洞察力を高めることは出来ますので、ぜひやってみて下さい。