
今、起こっている問題を一生懸命に対処しようとしても、なかなか状況が良くならない場合があります。
それは、本当の問題が目の前にはない時です。
仕事は、川に例えられます。
川の下流が濁っているからといって、下流でその濁っている水を処理しようとしても、例えそれが処理できたとしても、次から次に上流から濁った水が流れてきては、なかなか状況が良くなりません。
これは、問題が、下流にあるわけではないからです。
この問題を解決しようとするならば、上流にいって解決する必要があります。
これと同じで、仕事も今起こっている問題が、今起こっているのではなく、もっと前に起こっていた問題が、今顕在化した、もしくは気づいたというものが結構たくさんあります。
その場合は、処理をしてもしても、状況が変わらないということが起こってきます。
そんな時は、ひとまず冷静に仕事全体を俯瞰して、真の問題を突き止めることが大切になります。
ただ、これが自分以外のところに問題があるといって、不満や不平を言ったところで、何も問題が解決にはなりません。
仕事は、一人で完結するものは、ほとんどありません。ということであれば、自分以外のところに問題があることはたくさんあります。
でも、仕事を受ける時に、その問題に気づかずに問題ごと仕事を受けるのではなく、問題に気づき、予め対処して仕事を受けることも実際には出来ます。
それが出来るのは、自分次第です。
なので、仕事の問題は、自分の中にあれば、それ以外のところにもあります。それらも含めて、どのように対処すべきかを考えていくのが、本当の意味での問題解決です。
まずは、自分自身の仕事のやり方や流れを書き出してみて、自分の問題解決から始めましょう。
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