
考えるという事は、基本的には抵抗が生まれるものです。
なぜなら、エネルギーを使うからです。
特にこういう暑い時期であれば、体温維持などにもいつも以上にエネルギーを使っているので、考える事に注ぐエネルギーが減少することで、さらに考える事を先延ばししてしまうことがあります。
考えるのを先延ばしすると、そのことをどこかで思っているので、逆にエネルギ―を消耗して、精神衛生上もよくありません。
皆さんは、いかがでしょうか?
もちろん、考えるのが好きという人にとっては、エネルギーは使うけど、それ以上に快楽が得られるので、すぐに行動できます。
暑い中でも楽しいことであれば、行動するのと同じですね。
では、そうではなくて考えるのを先延ばししてしまうことが良くある方は、どのようにして先延ばしを防いで、考える事にすぐに取り組めるようになるのでしょうか?
考える初動をアップするには?
まずは、いきなり考えない事です。
考えるための状態を作り上げることです。
状態とは、体調や気持ち、思考の状態のことです。
体調が良く、体が軽い時は、考えることをスムーズに始めやすくなります。
気持ちが上向きの時は、考える事をスムーズに始めやすくなります。
頭の中がごじゃごじゃしているのではなく、クリアになっている時は、考える事をスムーズに始めやすくなります。
つまり、考える前に、考えられる状態を作って、スタートするということです。
別の表現をすれば、助走をつけて、その勢いで考える事を始めるということです。
考える初動を高めることが出来ます。
体調については「この暑い時期に集中力や生産性を高めるには?」の記事をご覧ください。
気持ちについては、好きな音楽を聴くとか、心が落ち着くBGMを聴くとか、何か気持ちが高まる画像や動画を見るとか、ちょっと体を動かすとか ですね。
思考をクリアにするのは、難しいと考えがちですが、簡単な方法は、紙とペンを用意して、頭の中のものを一旦紙に書きだすことです。
すると、頭の中がクリアになっていきます。大切な事でも、紙に書いているので頭の中から一旦忘れても問題なくなります。
パソコンのハードディスクに保存するようなものです。
このように簡単に体調や気持ち、思考の状態を変えていく方法はたくさんあります。
まずは、こういった状態を創り出して、考えるようにして下さい。
そして、次に状態が良くても、最初の考えるキッカケがないと考える事が進まなくなります。
しかし、ある程度、刺激があれば、人は考えることが出来るようになります。
例えば、解決したいテーマの本を3分ほどパラパラと読んでみるとか、ネットで3分ほど検索してみるとか
ちょっとした刺激を与えることが、考える初動を高めます。
ただし、注意点は、刺激の時間は、1分とか3分とか短い時間を設定して行うことです。
そうしないと、刺激だけ時間をどんどん費やし、考えることをしなくなります。
また、刺激が多すぎて、ますます考えるのが難しくなるからです。
1.体調や気持ち、思考の状態を整える
2.脳に刺激を与える
この2点を加えるだけでも、考える先延ばしを防止し、考える初動をアップしていくことが出来ます。
ぜひ、やられていない方は、やってみて下さい。
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