
企業研修の講師をやっていると、企業から「こんなことを研修で言ってくれる先生っていないですよ。ホントこのことを理解してくれて仕事をしてもらえるだけで、全然仕事の仕方が変わってくるのにですね。」とよく言われます。
すごく嬉しい事ですし、有難いことです。
でも、実はこの研修で伝えている事は、当たり前すぎて誰も言わない事なんですよね。
当たり前の事を伝えて、喜んでくれるのは嬉しい事ですが、逆の側面からすれば、当たり前の事、当たり前の考え方が出来ていないという事を表現されている言葉であると思います。
つまり、従業員の方に求められているのは、特別なことではなく、当たり前の事を当たり前にやってもらうこと。
それをするだけで、周りからの信頼を得られ、仕事での評価も得られるということです。
こういう言葉も良く言われますね。「今は、スーパーマン的な人材は要らないんですよね」と。
これも当たり前の事を当たり前にやってくれる人材を求めているという言葉を含んでいます。
ただ、当たり前のことが、人のよって認識が違うという事が問題なのだと思います。
当たり前だから言わなくてもいいだろう。
当たり前だから、いつも意識しているわけでもないので、改めて伝えるのが難しい。何を伝えていいのかわからない。
と教える側はおもってしまう。
教えられる側は、これは当たり前の事とは思っていなかった。
そもそも当たり前って何ですか?
なんて思ってしまう。
このズレが、業務を通じて、大きなズレとして表面化し、何度も仕事のやり直しになったり、評価されなかったり、関係性が崩れていったり、つくれなかったりしていると思います。
なので、いかに当たり前の理解していくかということが、とても大切なことです。
仕事ので当たり前のことを、このブログを通して伝えています。
ただ、会社の当たり前が存在します。それは、自ら勤めている会社の中から引き出し、理解していく必要があります。
国が違えば、文化や習慣が違うのと同じです。
外国にいって、日本の文化を押し通しても、何も得しない事はイメージできると思います。
それと同じですね。
仕事の当たり前、会社の中の当たり前を理解していく事が、仕事をスムーズに行え、結果も出せ、評価もされ、やりがいを感じることが出来るルートになります。
皆さんは、当たり前をどれだけ把握していますか?
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