
仕事力の中で、数字に強いという事が求められたりします。
ただそれは、単に売上や経費、財務的な数字というものに強いという事だけではなく、数字で物事を考えるという思考が役に立ちます。
例えば、新しい仕事に取りかかっている時に、自信や不安というものが出てくると思います。
その時に、自信や不安というのは実態がなく感情的なものなので、どうすれば良いのかがわからなかったりします。得体の知れないものと付き合っていくような感覚です。
でも、ここで数字の力を使うと解決策が見えてきます。
例えば、「今の自信のレベルを10段階で表現すると何点くらい?」というと「3点ぐらい」という返事が返ってきます。
その時に、「どうして0点ではなく、3点なの?」「2点ではなく、3点である理由は何?」と質問すれば、自信の正体が見える化してきます。そして、「では、4点や5点になるためには、何をすれば良いと思う?」と聞くと、解決内容がでてくるようになります。
一例ですが、実態がないモノや考えを整理するときに、数字に置き換えると実体化して、考えやすくなります。
そのためにも、普段から数字に強くなっていくことがビジネス力をあげていくことにつながります。