
レディネスという言葉を聞いた事がありますか?
学ぶ準備が整っている状態のことをレディネスと言います。
学びや勉強などするにも、その人の素地が出来ているかどうかということが必要になります。
素地とは、そのものを学ぶ前提となる知識や経験の習得、心身の準備性というものです。
小学校の頃を思い返すと、掛け算や割り算を学ぶ前提として、足し算の取得が必要になります。
学ぶにも段階があるということですね。
また、心身の準備性というのは、成人であれば、その人がその学びの必要性を感じているタイミングであるかということです。
例えば、入社1年目に部下育成の方法を教えてもらったとしても、身に付くことはあまりありませんし、理解が深まることはありません。
しかし、部下を持って、部下の育成がうまく行かずに、悩んでいて、しかもそれによって自分の仕事もうまく行かなくなっている時に、部下育成の方法を教えてもらった場合は、身に付くレベルが変わってきます。吸収力が全然変わってきます。
なので、同じ事を学んだとしても、その人の素地(前提となる知識や経験の習得状況、心身の準備性)によって、習得出来たら、出来なかったりするわけです。
ビジネス書の中に、「20代のうちに身に付けておきたい事」「30代のうちに身に付けておきたい事」「40になる前にに身に付けておきたいこと」などのテーマ本があったりします。
年代別テーマは、その年代に遭遇する状況を反映したものなので、このレディネスづくりには良いと思います。
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