
コンサル会社に勤めていた時に、「物事は足し算ではなく、掛け算で考えろ!」
と教えられたことがあり、それは仕事力を高める上でも同じですね。
どういう事かというと・・・
例えば、企画力を高めたいと思った時に・・・
企画という業務を分解すると
1.ニーズを把握する
2.課題を整理する
3.課題解決の方法を決める
4.資料にまとめる
5.関係者に伝える
ざっくりと分解すると、5つに分けられると思います。
つまり・・・
企画力 = ニーズ把握力 × 課題整理力 × 課題解決力 × 資料作成力 × プレゼン力
となります。
大事な事はこれが、
企画力 = ニーズ把握力 + 課題整理力 + 課題解決力 + 資料作成力 + プレゼン力
と足し算ではないということです。
仕事においては、
5つの力(ニーズ把握力 ・ 課題整理力 ・ 課題解決力 ・ 資料作成力 ・ プレゼン力 )の内
ひとつでも0(ゼロ)があったら、企画力は、0(ゼロ)になってしまうということです。
商談の場面であれば、まさにそうですよね。どんなにやっても結果が出ないわけなので。
厳しいですが、仕事は最終的にアウトプットしたもので評価されるので、いくら
1.ニーズを把握して
2.課題を整理して
3.課題解決の方法を決めて
4.資料にまとめ
も
5.関係者に伝わらなければ
まったく意味がないものになってしまうということです。
これが、足し算ではなく、掛け算で考えるという意味です。
厳しいですね。仕事って。
でも、これが現実です。
その現実を正しく受け止めて、普段から足し算ではく、掛け算で考えるという意識でいれば
最悪0(ゼロ)を無くすことが、仕事力を高める近道になることに気づきます。
ニーズ把握力(3) × 課題整理力(2) × 課題解決力(2) × 資料作成力(2) × プレゼン力(0)=企画力(0)
プレゼン力が0(ゼロ)であれば、仕事における企画力は、0(ゼロ)になりますが、掛け算思考でいれば、何を高めれば良いかが明確で、それをどこまで上げれば良いかがわかります。
この場合であれば、とりあえず、プレゼンを0⇒1にあげるだけでも、企画力は比較的に高まることになります。
ニーズ把握力(3) × 課題整理力(2) × 課題解決力(2) × 資料作成力(2) × プレゼン力(1)=企画力(24)
たったプレゼン力が1上がっただけで、企画力が0⇒24に上がるわけですから。プレゼン力を10にしなくても良い訳ですから。
面白いですよね。掛け算思考で考えると。
仕事力を高めるには、効率的に高めることも重要です。時間もエネルギーも限られているわけですから。
こういった思考で考えると、より効率的に、しかも効果が出る形で仕事力を高めていくことが出来ます。
ただ、
★ 自分が必要な仕事力な何のかわからない
★ 必要な仕事力は、わかっているけど、どんな掛け算になるのかわらない
ということであれば、自分で考えるより、見識者に聞いた方が早く精度も高いと思います。
それも、効率的に効果的にですね。