
新しい仕事を求めて転職する事は、悪い事ではありません。
ただ、そう思って転職したつもりが、転がる転職になっていく人たちも面接する中でたくさん見てきました。
天職を求めて転職したつもりが・・・。
一方で、転職を天職にしていく人たちは、正直多くはないですが、1割程度はいるように思います。
そういう人たちの特徴には、以下のようなものがあります。
新しい仕事を求めてなので、天職を求めて転職する場合は、未経験や経験が浅い段階であることがほとんどです。
しかし、その中で、新しい仕事を天職にしていっているかというと、その専門知識や専門スキルを身に着けるという以前に、仕事に対する姿勢や考え方、正しい仕事のやり方などをそれまでに身に付けていたからということです。
未経験や経験が浅い場合は、その専門知識やスキルを学んだり覚えたりするのに躍起になります。
しかし、そもそも仕事に対する(成果を出せる)姿勢や考え方、正しい仕事のやり方が出来ていないと、それらを覚えても結果が出なかったり、うまく行かない事が多くなり、挫折してしまいます。
そして、この仕事は向いていないなと感じて、また転職を繰り返していく。
半面、仕事に対する姿勢や考え方、正しい仕事のやり方が出来ていると、専門知識やスキルを要領よく覚えていくことが出来ます。
土台が出来ているので、安定して新しい仕事に取り組めるし、一度失敗しても改善をしていくことが出来ます。
周りからの信頼や協力も得る事が出来、仕事をスムーズに運ぶことが出来るようにもなっていきます。
そうなると、当然、天職と感じることが出来るようになっていきます。
何をやらせてもうまくいくように見える人は、ココが出来ているということなのです。
天職なので辞めることはないでしょうが、他の仕事にチャレンジしても、またそれを天職と感じることが出来るでしょう。
もし、新しい仕事や転職する事、チャレンジする時は、そのための土台づくりをしっかりと行うようにして下さい。
土台(仕事に対する姿勢や考え方、正しい仕事のやり方)は、パソコンで言えば、OS(Windows や Mac)のことです。
新しい仕事が、ソフトです。
いくら新しく、魅力的で、素晴らしいソフトだったとしても、OSが不安定であれば、全くそれが活かされることがありません。無意味と化します。
しかし、OSが安定していれば、多少新しくなくても、OSが不安定な状態よりも遥かに良い結果をもたらします。
さらに、そこに新しく、魅力的で、素晴らしいソフトをインストールすれば、抜群の結果を生み出していきます。
それと同じですね。
転職を転がる職にするのではなく、天職にしていきたいという人は、この土台(仕事に対する姿勢や考え方、正しい仕事のやり方)をぜひ身に付けて下さい。
また、自分の天職は、存在するものではなく、自分で天職にしていくものですから。
講座開催情報