
素晴らしいドラマや感動するドラマって、どんな要素があるでしょうか?
もちろんストーリーやBGMなどの演出もあると思いますが、一番の要素は、そのドラマに登場してくる役者さんと演技力ではないでしょうか?
そして、演技力と言っても、その役者さんの個性もありますが、それ以上にドラマの役にどれだけ入り込んで表現しているかどうかではないでしょうか?
役者さんは、役作りから入ると言われますよね。
ドラマという中で、ドラマの成果を出すために、その役割にふさわしい演技をすることが、役者さんの使命だと言えます。
実は、これは仕事でも同じことが言えます。
ドラマ=会社や職場、役者=従業員と置き換えてみます。
会社や職場という中で、会社や職場の成果をだすために、その役割にふさわしい演技をすることが、従業員さんの使命だと言えます。
このように言うと、演技=嘘の自分 という風に解釈して、良い印象に捉えられないという人がかなりいるようです。
しかし、役者さんは、演技=嘘の自分、それは悪いことだと思っているんでしょうか?
おそらく、全く逆の解釈ではないでしょうか?自分を出す事を視点にする人は、売れない役者さんと言われます。
演技というのは、嘘の自分ではなく、目的を達成するための手段と考えているわけです。それは、自分という視点ではなく、視聴者や観客というという視点で自分をどのように表現すればよいかを考えているからそうなるわけです。
仕事も同じですね。会社には、経営の目的やビジョン、目標があります。
それを実現するために、労働契約を結んでいるわけですから、自分視点ではなく、その視点で、自分自身をどのように表現すればよいかを考えればシンプルです。自分という視点が入ると色々と余計な事を考えたり、ストレスになったり、仕事がスムーズにいかなくなったりすることが往々にしてあるからですね。
実際に、仕事がデキル人に話を聞いて行くと、こういう考え(役者になる)と能力(演技力)を持っていることが良くわかります。
この考えに抵抗して、仕事での成果や評価が上がらず、またストレスを感じてしまうということであれば、一度、自分を捨てて、役者になり切ってみてはどうでしょうか?
これは、しばらく体験してみないと、この本当の意味がわからないと思います。
それがわかった時に、本当の自分らしさと、自分らしい働き方ということがわかってくることにもなるのですが・・・
素晴らしい役者さんも、決して自分を捨てているわけではないからですね。むしろその逆。その先に、本当の自分らしさや自分らしい働き方があるわけです。
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