
考える力を身につけようとしても、闇雲も考えても苦痛、時間とエネルギーの浪費でしかありません。
なぜならば、ゴールがないからです。
ゴールを設定せずに考えるということは、果てしない広大の大地を見渡して、どこまで行っても良いのか、どのくらい時間がかかるのか、どの方向に向かっても良いのかわからないという状況から歩き始めるようなものです。
考えるという事は、何かしらのゴールが必ずあるはずです。
・解決方法を見つけたい
・答えを出したい
・アイディアやヒントを出したい
・ある事を理解したい
・振り返りや改善を行いたい
などなど・・・
これらのゴールを明確にしてから考えるということです。
ゴールを考えるところから始めるといっても良いです。
ただ、このゴール。たとえば解決方法をを見つけたいというゴールだとしても、答えが一つであるとは限りません。無数にある可能性もあります。
それを考えて答えを出すとしたら、これまた終わりのないマラソンを走るようなものです。
なので、考える時間を設定することです。時間のゴールです。
こうすることで、最初は、果てしない広大な大地を見渡すところから始まったとしても、ゴールという方向性が定まり、そして、時間を設定することで、どこまで進めば良いのかということが定まります。
後は進むだけです。
人間の脳は、ゴールが明確であれば、その情報をキャッチする働きがあります。
ゴールがない、もしくは曖昧であれば、情報をキャッチしなかったり、曖昧にキャッチすることしかできないようになっています。
だから、考える方向性とどこまで考えるかということを明確にすることで果てしない広大な大地の中から、必要な情報をキャッチしていくことが出来るわけです。
考える前に、ゴールと時間を設定してから、考えていますか?