
「良く気がついたね~」と言われたり、事前に問題を発見したりする人もいれば
「なんで気づかなかったんだ」とか「見たらわかるでしょう。なんで気づかないの?」と言われる人もいます。
つまり、問題に気づける力をあるかどうかということですが
こう言うと、問題発見力を高めることかと思われてしまいますが、実は、直接的に問題発見力をを高めていく事はかなり難しいことなのです。
問題に気づける力を高めるためには、○○を持つということによって、自然と身に付いていくものだからです。
店舗やサービス業をされている経営者の方や上司の方と話をしていて良く出てくる話ですが
「床にゴミが落ちているのに、気づく社員もいれば、気づかない社員もいる。また気づいても拾わない社員もいる」
という話しです。
当然、これをどうにかしたいという事で色々と取り組まれるのですが、最終的に返ってくる言葉が、「何度、注意しても改善されない」と。
そうなんですよね。問題に気づける力を高めるためには、○○を持つということによって、自然と身に付いていくものだからです。
この○○を持てていないことが気づけないということになっているので、この○○を持つが重要になります。
では、その○○とは何かというと、それは・・・
明確な目標です。
なんだぁ~と思われるかも知れませんが、明確な目標を持つ事によって、問題を発見する力が自然と高まってきます。
例えば、床にゴミが落ちていた時に、すぐに気づいて拾う社員と気づかない社員。
実際に聞いてみると・・・
すぐに気づいて拾う社員・・・お店をキレイに保っておきたい。お客様に楽しんで買い物をしてもらいたい。とかお客様を不快な気持ちにさせたくないとか、ポジティブであろうがネガティブであろうが明確な目標を持たれています。
気づかない社員・・・掃除をするという作業レベルの意識はあるが、お店をキレイに保っておきたいという目標は持っていません。
どんな目標を持つか、どれだけ明確な目標を持つかで問題に気づくレベルも変わってくるということです。
もし、「何で気づかないの?」と言われたり、「どうして気づかなかったんだろう?」と自分で思う事が多いという方は、一度、自分自身が明確な目標を持っているかどうかを見つめ直してみてはいかがでしょうか?
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