
タイムマネジメント(時間管理)がうまく出来ないという人が結構います。
確かに時間管理とは、時間をコントロールすることではなく、自分の行動をコントロールしていくことなので、簡単には出来るものではありません。
自分の行動を自由自在にコントロール出来れば、仕事もスムーズにいくはずですからね。
とは言っても、行動をコントロールしていきたいところです。
そこで、考えてもらいたいのが、時間を意識した行動がうまく出来ない本質は、何だと思いますか?
答えは簡単で、時間の大切さを「本当に」感じていないという事です。
1分1秒が本当に惜しいと感じていたら、必ず行動するはずです。あと1分で目の前のものが爆発するとわかっていたら、この1分の時間がものスゴイ大切なものだと自然と認識することでしょう。そして、すぐに行動するはずです。
あと1分で遅刻してしまうという時に、あと5分早く家を出ていたら・・・と5分の有難さを十分に感じているはずです。そうなると、行動も変わります。
でも、普段の生活の中では、本当に1分1秒の危機感を感じるような事はあまりありません。
だったら、作れば良いということです。
Time is Money という例えがありますが、これを利用しましょう。
時間をお金に置き換えてみてみるということです。
普段、仕事をするときに、1人1分間で会社としてのコストはどのくらいになっていると思いますか?
これは色々と計算があるのですが、平均すると1分85円と計算されます。
つまり、1分間ぼーっとしていたら、85円無くなっていると思ったら良いわけです。
自分の財布から1分間で85円ずつ無くなっているとしたら、焦りますよね。
8時間労働したら、40,800円無くなっているということです。
だから、それを取り戻すには、それ以上の仕事をしないといけないということです。
実際に1人が1日でそれだけの付加価値を出していかないと会社は成り立たなくなってしまいます。
今日コンサルティングの現場で、中途採用者向けに1日研修を行いました。
参加者は、4名です。
この4名に伝えました。この1分85円の話を。
そしたら今日の研修は、40,800円×4名=163,200円のコストがかかっている。(コンサルティング料を除いて)
という認識したとたんに、学びの吸収力と集中力が変わっていきました。
つまり、意識が行動を変えるわけなので、この意識をどんな風にして変えていくかということが大事であり、自分の中の時間に対する意識をどのように変えていくかが時間管理の本質であるということです。
皆さんは、時間というものをどのように認識していますか?
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