
行き詰った時は、それを考え続けるのではなく、全く別のものに意識を向ける。
すると、狭い思考になっていたのが広い思考になり、解決策が見えてきやすくなります。
アインシュタインも言っています。
「我々が直面する問題は、その問題が生じたときと同じ考え方で、解決することはできない」と。
問題に直面している時の思考と解決する時の思考は、別のものということです。
行き詰ったり、問題のことばかり考えていると、解決からほど遠くなっていくということです。
なので、全く別のものに意識を向けていくということです。
例えば、仕事の時であれば、トイレに行くとか、別の仕事をするとか、誰かに相談するとかですね。
特に良くコンサルの現場で指導するのは、「考える事は大事です。でも、考えすぎて解決できない状態になればそれは精神衛生上も良くないです。
だから、○○分考えてわからなかったら、▲▲さんに聞く」という時間ルールを決めて、仕事するということです。
これは、非常に有効な手段であり、考えてから聞くので、そのアドバイスが自分の中に入ってきやすくなります。
考えずに聞くと、そのアドバイスの重要性もわからずに聞くだけなので、記憶にも残りにくく、また同じことを繰り返してしまう事があります。
そして、何より考える力がつきます。考えてもわからなかった事は、自分の頭の中に、その答えに導く思考回路がなかったということになります。
ここで、他者からの相談によって、アドバイスをもらうことで、答えに導く思考回路をもらって、自分の中にインストールしていくことが出来ます。
考えずに聞くことと考えて聞くことでは雲泥の差があります。
こうやって思考回路をつくったり、他人の思考回路を自分のものにしていく方法でもあります。
まずは、考える時間を決めて、その時間でわからなければ、聞くということを習慣にしてみて下さい。
抱え込むことも減って、精神衛生上も良い事につながりますから。
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