
採用面接などで、仕事で大切な事は何かと問うと・・・
「信頼関係です。」と答える人は、多いですね。
「では、どうやって信頼関係を築くのですか?」と質問すると
「相手の事を良く知ったり、自分の事を理解してもらったりして心を開いていくことです」と模範的な回答が返ってきます。
確かに人との信頼関係を築くには、とても大切な事です。
ただ、仕事という場面であれば、それだけでは足りなかったり、それ自体は必要でなかったりします。
一般的にコミュニケーション手法で言われる信頼関係の築き方だけでは、うまくいかないことが多いです。
仕事においての信頼関係は、単なる人との人間関係だけではなく、この人には、仕事を任せられるという安心感を感じてもらうことにあります。
それがなければ、仕事においての信頼関係を築くことはできません。
「こいつはいい奴なんですけどね~・・・・」
なんて会話をよく聞きます。
では、どうやって、仕事を任せられるという安心感を持ってもらうか。
それは、仕事で結果を出すという事が重要ではありますが、必ず期待通りの結果が出るとは限りません。
では、どうすれば・・・
皆さんは、どんな人を信用できますか?
基本的な事をしっかりとやる人ではないでしょうか?
約束を守るとか、誠実であるとか、素直であるとか、きちんと謝罪をするとか、挨拶をするとか、遅刻をしない、欠勤をしない、報告・連絡・相談をきちんとする、ビジネスマナーが出来ているとかですね。
社会人1年生で言われることです。
社会人1年生で言われることですが、侮ってはいけないところです。
仕事のすべての土台がココにあるわけです。だから、社会人1年生の時に指導されるわけです。
でも、働く期間や年数が経つと、その事を忘れてしまったり、なおざりにしてしまったりします。
それが、信頼を失い、自分の仕事をスムーズに出来なくしてしまったり、やりがいを失ってしまったりしていることに気づいていないことが往々にしてあります。
もし、少しでも思い当たる事があれば、一度、社会人1年生で言われるような事を見つめ直してみてはいかがでしょうか?