
仕事は、「先輩の仕事を見て学べ」という時代がありました。もちろん、今でもあります。
教えられる側にとっては、教えてくれないという感覚になるので、あまり嬉しいことではありません。
ただ、これが出来るようになれば、いろんな人の仕事の仕方を盗んで自分のものとすることが出来るので、結果としては、とても良い学習法でもあります。
さて、この仕事を見て学ぶということ。
以前の仕事であれば、作業レベルのものが多かったので、見て学ぶということは可能でした。
しかし、現代の仕事はどうでしょうか?
作業レベルよりも頭で考える仕事が多くなってきています。
また、考えてから作業をする仕事が多くなってきています。
つまり、見て学ぼうと思っても、先輩の頭の中までは見れないわけです。
だから、非常に難しい学び方ということになります。
さて、そんな難しい中でどうやったら良いのでしょうか?
答えは簡単で、「その作業をする理由は何か?」「どうして、そのようにやるのか?」を先輩に聞けばよいのです。
すると、先輩の頭の中が見えてきます。
そして、その考え方を自分の中に取り込めば良いわけです。
作業レベルだけ盗んでも、場合によっては違うやり方が求められたりするので、真似してやったのに「なんでこんな事やったのか?」と言われたりします。
盗むのは、作業レベルよりも頭の中(考え方)です。
これが盗むことが出来れば、先輩との意思疎通もスムーズになります。
少ない会話の中でも理解が深まり、時短にもつながります。
「その作業をする理由は何か?」「どうして、そのようにやるのか?」を先輩に聞くということです。
しかし、ストレートに聞いてはダメですね。
おそらく、先輩は良い風に捉えないことがあります。否定的に聞こえてしまうからです。
なので、前置きで、この仕事の事をしっかりと理解していきたいので教えてもらえますか?ということを最初に伝えた上で、聞くようにして下さい。
関係性が壊れてしまうと元も子もありませんので。
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