
仕事力にしろ、自己成長にしろ、大事な事は振り返りをしているかどうかです。
自己成長とは、出来なかったことが出来るようになること。
出来ていたことでも、もっと良く出来るようになること。もっと早く出来るようになること。
そのためには、日々、自分自身の振り返りをすることが、一歩一歩自分を成長させます。
たとえ話で良くあります。
富士山に登るのは、大変ですが、大変だと嘆いていても富士山には登る事が出来ません。
でも、毎日一歩ずつ富士山に向かって歩いていけば、必ず頂上にたどり着くことが出来ます。
仕事については、成果や時間、余裕を生み出すノウハウやテクニックがたくさんあります。
しかし、それらについても結局、振り返りをして使えるようになったかどうか、使えるためにどうしたら良いのか?それをすることになります。
日々の振り返り、あなたは実施していますでしょうか?
もし、されていないということであれば、実施していきましょう。
もし、していても結果につながっていないということであれば、見直しましょう。
振り返りは、体系的すれば、計画をするところから始まるのですが、今回はその部分は割愛して、振り返りそのものだけをご紹介していきます。
会社の中に日報を書くというルールがあるところの日報を見た時に、振り返りを日記を書くように感想を述べる人がいますが、これでは成長のための振り返りにはなりません。
例えば、何か仕事でうまくいなかった時に、「忙しかったので、忘れてしまっていた。次回からは気を付けようと思います。」とか「気を付けようと思います」「意識していこうと思います」とか「もっと頑張ろうと思います」とか
これでは、いつまで経っても同じことを繰り返すことになります。
忙しくて忘れてしまったのであれば、また忙しい時に忘れてしまう可能性があります。気をつけると言っても、その時にはもうすでに忘れてしまいます。
そんなに人間の記憶と意識を持ち続ける事は、簡単なことではありません。かなり自分能力を過信し過ぎている発言と言えます。
振り返りは、忙しくても、気を付けなくても、意識しなくても出来る方法を考えるということです。これが、出来なかった事が出来るようになることです。
このように振り返りから成長につなげるためには、振り返りのやり方を変える必要があります。
ステップとしては、3つです。
1.事実を書く
2.原因を書く。最初は、正確な原因追及できなくても良い。感想的になってもよい。
3.同じことが起こっても、出来る方法を書く。必ずしも原因を取り除く方法でなくても良い。
例えば、先ほどの事例では
1.事実を書く
今日の業務で、○○をするのを忘れてしまった。それによって、期限に間に合わなくなり、▲▲さんに迷惑をかけてしまった。
2.原因を書く。最初は、正確な原因追及できなくても良い。感想的になってもよい。
忙しくて、早くすることに意識し過ぎて、○○をすることを忘れてしまっていた。
3.同じことが起こっても、出来る方法を書く。必ずしも原因を取り除く方法でなくても良い。
この仕事は、月1回は、依頼されることがあるので、漏れがないように予め定型のTODOリストを作っておく。そして、作業する前にいったんTODOリストを確認してから作業に取り掛かり、終わったらチェックしながら進めていく。
このような感じで振り返ります。
おそらく、全然違う結果になるはずです。
それでも、何か間違えたり、抜けがあれば、それをTODOリストに追加して、さらにバージョンアップしていけば良いことにもなります。
この振り返りは、とても重要です。成長できるかどうかもココに掛かっています。
また、同じミスを繰り返さないという事が、会社やお客様からの信頼関係の土台になります。
そして、それがさらに仕事をスムーズにさせていくことにつながります。
もし、日々の振り返りをしていない。もしくは、していても成長につながっていないと感じたら、振り返りを見直してみて下さい。
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